「約款をちゃんと読んでください」
保険に入るとき、一度こう言われたことがある思う。
正直に言えば、約款を最初から最後まで読める人は、ほとんどいない。
それでも問題ない。
大切なのは、全部読むことではなく、抑えるべきポイントを知ることである。
約款が「読めない」のは当たり前
約款は一般向けに書かれていない
約款は、法律・制度・実務を前提に書かれている。
分かりにくいのは、あなたの理解力の問題ではない。
全部読もうとするから挫折する
何十ページもある文書を最初から順に読もうとすれば、途中で嫌になるのは当然。
約款は、辞書のように必要な部分だけに使うもの。
実務でも全部は使わない
実務の現場でも、すべての条文を常に意識しているわけではない。
重要なのは、「判断に関わる部分」だけ。
最低限押さえるべきポイント①「何が補償されるか」
補償対象は以外と限定的
約款には、「何が補償されるか」がはっきり書かれている。
逆に言えば、書かれていないものは原則として補償されない。
「~の場合に限る」に注目
「~の場合に限り」
「次の事由に該当するとき」
こうした表現は、補償範囲を区切るサインである。
イメージ補償とのズレが起きやすい
「事故=全部OK」というイメージと、約款の現実はズレやすいポイント。
ここを知らないと、事故時に戸惑ってしまう。
最低限押さえるべきポイント②「何が補償されないか」
免責・対象外はトラブルの元
免責事項・対象外。
ここが一番トラブルになりやすいポイント。
「知らなかった」が一番多い部分
事故後に「それは対象外です」と言われて初めて知るケースも少なくない。
読まなくていいが、見ておくべき
細かく理解する必要はない。
ただ、どんな種類の対象外があるかだけは目を通しておく価値はある。
最低限押さえるポイント③「いくらまで出せるのか」
保険金額は上限
保険証券や申込書に書かれている金額は、「必ずもらえる金額」ではない。
あくまで、上限である。
全額出ないケースが普通
実際に支払われるのは、必要かつ妥当と判断された金額。
この点を知らないと、「思ったより少ない」と感じやすくなる。
ここを誤解すると不満が残る
保険金の考え方を知らないと、保険そのものへの不信感につながる。
最低限押さえるポイント④「条件・義務」
事故時にやるべきことが決まっている
約款には、事故が起きたときの行動も書かれている。
・連絡のタイミング
・必要な手続き
など。
難しく考えなくていい
「事故が起きたら早めに連絡をする」
この意識があれば十分。
約款を読むときの現実的なコツ
全部読まない
繰り返すが、全部読む必要はない。
分からない言葉は放置しない
分からない言葉が出てきたら、そこだけ確認すればOK。
判断に迷う部分だけ確認する
「ここが気になる」という直感は、だいたい当たってしまう。
その部分だけ、少し立ち止まって見てみましょう。
まとめ|約款は「使う部分だけ」でいい
約款は武器にも不安の種にもなる
知っていれば安心材料になり、知らなければ不安の原因となる。
必要最低限で十分
約款は、必要最低限のポイントを押さえるだけで意味がある。

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